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海洋の調査

海洋地形

海洋地形の調査は基本的には深浅測量です。調査区域及び目的に合わせて測線間隔数m~数百mで測深を行い、一般的には測線間隔のメッシュで水深を読み取り、水深図を作成します。その値を基にコンター図を作成します。

海洋地質

比較的水深の浅い部分における、海底地質分布は音響探査底質調査水中ロボット潜水探査等で行います。これらはおもに海砂採取等に利用されます。
海底地質構造の調査としては水深の浅い部分における海上ボーリングが可能です。
しかし水深の深い部分や、広い範囲の地質構造を調べるには音波探査が適しています。水中を伝わる音波は周波数が数千HZ以下になると、海底の地盤内まで透過し地盤境界で反射し海面まで戻ってきます。したがって海面近くからパルス的に音波を海底に向けて周期的に発振し帰ってきた音波を受振すれば海底下の地盤情報を得ることができます。
1か所で受振するものをシングルチャンネル音波探査と言います。探査能力を高めるために受振機を数十個等間隔に並べたものを使用する方法をマルチチャンネル浅層反射と言います。これはコンピュータによる様々な処理を行い数千mの深度まで測定が可能です。

海底障害・落下物調査、漁礁・水中ブロック調査

海底に沈んだ船舶や落下物等は、航路や浅海域においては、船舶の航行に重大な障害となります。また漁業振興のために投入した漁礁等の状況を調べることも、その後の計画に大切です。これらの調査方法としては広い範囲を効率よく調査できる音響探査が最適です。また護岸や離岸堤防の保護のために投入されたブロック等に状況を調べるには、ナローマルチビーム測深が適しており、これらの構造物の安定のために重要な調査となります。なお実際に潜水調査を行い、写真を撮ったり、観察したりします。
水中ロボットを使うとより広範囲の調査・観察ができます。

海砂布存量・採取量調査

建築工事等に必要な砂の採取が近海で行われている。これは大事な資源であり、その分布・賦存量を知ることは資源管理の上から大切です。
正確な海底地形及び堆積層の厚さ、地質等を調べる必要がある。深浅測量音響探査シングルチャンネル音波探査底質調査水中ロボットによる土質確認等が必要である。また数年ごとに経年変化を行えば採取量の把握ができる。

敷設管・ケーブル調査

海底敷設管・ケーブルの保守のためや、新規敷設する場合等はこれらの正確な位置を掴み工事により損傷を与えない様に配慮が必要である。また敷設に先立ち予定区域の海底地形調査・地質調査・危険物調査等が必要となる。
深浅測量音響探査シングルチャンネル音波探査磁気探査潜水調査等を実施します。
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